佐野市「葛生化石館」に行ってみた。 2013/2/9

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前記事の栃木市「四季の森 星野」を後にして、車は佐野市方向へ。
 佐野市にちょいと用事があったのだが、よくよく考えてみると
 直接向かうには中途半端な時間。

どこかに寄って時間をつぶそうか。


石灰の町、葛生地区にある住友大阪セメントの工場を見たとき、
 気になる二つのことを思い出した。

ひとつは、
 葛生 = 石灰 = ドロマイト

ドロマイトとは何??


もうひとつは、
 葛生 = 石灰 = フズリナ

フズリナとは何??


ドロマイトは、
2011年10月 8日(土)放送の「出没!アド街ック天国」の「栃木 佐野」にて
 http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/backnumber/20111008/
12位「葛生の石灰」で紹介された。


フズリナは、新井屋さん(佐野市)のまんじゅう「ふづりな」の名前の由来
なんでも化石のことだとか。




この二つのキーワードを解決せねば!!

うーーむ、
たしか「化石」を展示してある場所があったような???

ふと道路沿いの「吉澤記念美術館」の案内に気が付く、

ここだったかなぁーー??

とりあえず行ってみよう。
 かなりいいかげんな知識で行動するオイラ。



吉澤記念美術館の近くまで行くと、周辺案内の地図。
 市立図書館のある建物に「葛生化石館」の文字。

ハハハ、みつけましたぞ、たぶんここだ。

いいかげんな行動の割には、あたっていたりする。

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突入だぜ!!

おーーー、図書館の隣というのがちょいと不安になったが、
中に入ってみるとなにげに立派な施設。
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古生代 ペルム紀についての展示から。
 むかし葛生は海だったんだね。というか日本は全部海の底ですかね。

といっても、
 今から約2億9,900万年前から約2億5,100万年前の時代。

つまりは、恐竜がいた時代 ジュラ紀なんかより古い。
 ※ジュラ紀 約1億9960万年前にはじまり、約1億4550万年前時代

ふむふむ、これがフズリナの化石か。
古生代(石炭紀~ペルム紀)の有孔虫。
石灰質の殻を持っていたことから、石灰岩中に現れる化石だとか。
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こんなものも化石になっていたりする「ウミユリ」、棘皮動物の一群。
「ユリ」の名前がついているが植物ではなく、ヒトデやウニと同じ棘皮動物。
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つまりは、石灰岩は、昔は生物だったんだ。
 ※有孔虫、ウミユリ、サンゴ、貝類等の殻(主成分 炭酸カルシウム)が堆積。

炭酸カルシウムを50%以上含む堆積岩を石灰と言うとのこと。
 炭酸カルシウムの比率が高い場合は白色、不純物によって色が変るらしい。

「全国の石灰岩」コーナーから、栃木県産の一部を写真でパシャ。
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おーー、ドロマイトです。
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葛生でとれるドロマイトは国内シェア9割。
炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムの割合が1対1。
鉄鋼・ガラス・コンクリート生成などに利用。

テレビでも説明がありましたが、ドロマイト、食品にも使われています。
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テレビでは、「ふりかけ」に使われていると言っていたね。
カルシウムとマグネシウムが補える食品みたい。

こちらは、石灰が使われている製品。
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さてさて、「葛生層の世界」からシカの骨の化石。
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日本の土壌は、酸性のため長い年月だと骨が溶けちゃって化石に
なりづらいのですが、石灰岩の層だとアルカリ性により土壌の酸性が
中和され化石になるのだとか。

よって洞窟や地面の裂け目にあった動物の骨が化石になり、
多数発見されているらしい。


葛生の昔のイメージ図。
 うーーーむ、なにげにアフリカみたいだぞ。
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ナウマンゾウの化石も見つかったりしている。これは大臼歯の部分。
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肩のの高さ150センチだとか、日本で一番小さいナウマンゾウ。

小さい象だねぇーー

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あーーー、おもしろかった。

なにげにためになる施設ですね。
じっくり説明を聞いたりすると2時間コースになるらしい。


最後に出口で、
化石入りの石灰岩をお土産にもらったりする。
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なにげにラッキーである。

綺麗に磨くと標本になるんだって。

オイラは、この「ウミユリ」をもらっちゃった。
妻は、冒頭の写真の「フズリナ」をもらった。

さーーて、どんな標本が出来るか楽しみだぜ。





葛生化石館
 栃木県佐野市葛生東1-11-15 
 TEL 0283(86)3332
  http://www.city.sano.lg.jp/kuzuufossil/






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